レオパの拒食 我が家の実例と対応
レオパの拒食
レオパの飼育者は1度は気にする事であり、このブログを読んでいる方は「うちの子が拒食になったかも…」と心配なされて見に来て頂いてる方もいると思います。
ですがまずは深呼吸
レオパの拒食は多くの原因がありますが大事に至るのは多くはありません
フローチャート式で一例と対応を書いていきます。
画像の白雪ちゃんが拒食になったときはミルワームを切って体液を舐めさせ、次はミルワームをあげると食べるようになりました。
1.レオパのサイズ
まず拒食になった(可能性のある)子のサイズを見てください
緊急度は当然ベビーが高リスクでありアダルトサイズはそもそも拒食なっても大事に至ることはありません。
特に秋、冬明けなど気温が変わる季節は食が減ったり食べなくなることは珍しくありません。
アダルトは特にムラがあり尻尾のサイズがある程度あれば一ヶ月食べてく手も問題はありません。
生まれたてのベビーも三日以上食べなくても問題はありません、実際私は生まれたベビーが三日以上食べませんでしたがその子は今も元気です。
ただし注意点が一つ、ヤング~アダルトサイズで
『尻尾が極点に短い場合』
これは爬虫類にとって超危険である寄生虫『クリプトスポリジウム症』の恐れがあります、こちらの別記事をご参考ください。
⇒『致死率ほぼ100% 脅威!クリプトスポリジウム症』
2.単純に餌に飽きました
「食べていて急に食べなくなった!」パターンは前述の気分が乗らないだけか単純に餌に飽きましたかのこの2パターンがほとんどです。
特に同じ人口餌、活餌はあげてません の方でしたらこちらの可能性が高いです。
レオパの挙動としては餌を入れると一瞬反応しますがプイっと無視する様子が見れたら我が家では餌をチェンジします。
大体これで食べてくれます。
我が家では
人口餌はレオパゲル、乾燥コオロギ、レオパブレンドなど
多くの餌を用意してます。
それはなぜ?簡単な話ですが我々人間も好きなものにしても毎日食べれば飽きます。
人間と違うのは爬虫類は「腹減ったな~仕方ない 飽きたけどこの飯食べるか」とはほとんどならず
「なら食わねえ」と身を削っても譲りません。
いつも同じ活餌のみでしたら違う活虫や人口餌など
人口餌のみでしたら活餌を
活餌に抵抗のある方もいると思いますが可愛い我が子のために背は腹に変えられない気持ちで頑張ってください。
やはり生きた餌の喰いは全然違います。
3.餌が見えない
アルビノやマックススノーなど視力の弱い子、生まれたてのベビーで常に目を瞑っている。
または餌を見せても気づいていない様子の子でしたらこの可能性が高いです。
我が家ではどちらのパターンも経験があります。
目を開かない、弱視の場合だと
数を覚えて活餌を入れ周りを暗くする、次の日に確認して活餌が減っていればOK
これで生まれて全く餌を食べず目を閉じ続けていた子がベビーが爆食になり目も開き、今も元気に過ごしてます。
完全に見えていない子
完全に見えていない子は善良なショップで販売されることはなく自宅でハッチした子が…というパターンが多いと思います。
正直その子を育てるのは根気が入ります。
餌を口先に近づけて食べてくれる子でしたら問題はありませんがそれも簡単な話ではないのです。
グラブパイや活餌を切ってその体液を口元に塗って食べさせる、しかしこれで得られるエネルギーは少量なのでほぼ毎日同じことをしなければなりません。
それが習慣づけされれば口元に近づけて物を餌と理解して食べるようになるかもしれません。
4.環境の変化
まず拒食した子は迎えてどれぐらい経つでしょうか?
また環境レイアウトを変更しましたか?
特にお迎え当初は「え、ショップでは食べてるって…」と色々心配してしまうかもしれませんが環境が大きく変わった時はほとんど食べないのが普通だと思ってます。
一般的なケースにシェルターを用意してパネヒを準備してあとはしばらく放置←大体これでOKです。
迎えて次の日から少しずつ少しずつ試していけば問題ありません。
環境を大きく変えた場合も同じです、とにかく放置 これに尽きます。
温度や湿度が足りない場合も同じく食べない場合は多いですが取り合えずパネヒさえひいてれば温度は足ります(真冬の北海道や寒い地方は別)
湿度もシェルターと一緒に使えるタイプを使用すれば問題ありません。
一番いけないのが神経質になりすぎて頻繁にレイアウトを変えたり生体を見続けて余計なストレスを与えることです。
いかがでしたでしょうか?
拒食の疑いを感じたら
・温度、湿度か適してるかどうか確認、その後は下手に触らない
・餌を変える
・尻尾は極端に細くないか
・餌を見た反応はどうか
初心者は特に焦ってしまいますがどっしりと構えて神経質になりすぎず原因を究明しましょう。
しかし体の中に関する寄生虫や卵詰まりは病院ではなければ手出しできません、いずれの疑いを感じたら手遅れになる前に病院に通院しましょう。
⇒『身近な怪我や病気』
では、よい爬虫類ライフを!